2020.07.30
皆さんこんにちは。東京浜松町/大門にあるALFフランス語学校です。
ブログではフランスやフランス語に関する様々な情報をお伝えしていきます。
今日は、前回ご紹介したフランス映画「アメリ」の主人公でもおなじみオドレイ・トトゥが演じる
映画「ココ・アヴァン・シャネル」について少しお話しながら、ココシャネルの名言を3つご紹介。
タイトルは文字通り、「シャネルになる前のココ」のお話。貧しい孤児院育ちの本名ガブリエル・ココ・シャネルが、
様々な出来事を経てデザイナー 「シャネル」になっていく様子が描かれています。
実はココシャネルにまつわる映画はいくつかあるのですが、「ココ・アヴァン・シャネル」はその中でも前半生を描いた自らのスタイルを確立させていくまでの2009年の作品です。
そんないくつもの映画作品にもなるガブリエル・シャネルという人物にまつわる名言を3つ。
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"Pour être irremplaçable, il faut être différent. "
「かけがえのない人間になるためには、他人と違っている必要がある。」
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irremplaçable『かけがえのない』、différent『違う、異なっている』、
il faut...『〜しなければならない』という意味です。
直訳すると、『かけがえのないものであるためには、違うものでいなければならない』。
自分自身のスタイルを持って行動していたシャネルらしい言葉です。
服装・仕事・人生の選択など、それぞれの場面で「自分にできて他人にはできないこと」を
考え続けた彼女だからこそ生まれた言葉でしょうか。
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"La nature vous donne votre visage de vinght ans. La vie modèle votre visage de trente ans,
mais celui de cinquante ans, c'est à vous de le mériter."
「20歳の顔は自然からの贈り物、30歳の顔はあなたの人生、50歳の顔はあなたの功績。」
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年齢は、vinght ans『20歳』、trente ans『30歳』、cinquante ans『50歳』ですね。
動詞 mériter には、『値する、価値がある』という意味があります。
シャネルは、「今までの生き方は、その人の顔を見れば分かる。」と考えていたそうです。
年齢を重ねるにつれて、生き方が顔に表れてくるようになると解釈することもできます。
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"L'acte le plus courageux demeur le fait de penser pour soi-même. À voix haute."
「最も勇気のいる行動とは、自分自身の頭で考えることと、それを声に出すこと。」
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acte は『行動』、courageux『勇敢な、勇気のいる』、soi-même『自分自身』という意味で、
最後の表現のvoixは『声』、haute 『高い、大きい』で à voix hauteで『声に出す』です。
また、文中のle plus+形容詞は『最も〜な』と訳すことができます。
今までの時代とは大きく違うファッションを提案をしていくシャネル。異端児といわれながらも、自分で考えたことを発信し続けたところに強さを感じます。
自分の意見を口に出すのは頭で分かっていてもなかなか難しいことですよね。これで合っているのかな、間違っているかも、と思っていると発言できないまま終わってしまうことも。。笑
授業でも「間違ったらどうしよう」と考えすぎず、思い切って声に出してみることをオススメします。実は間違えた方が早く覚えられたりすることも(^^) たくさん失敗して、新しいことをどんどん覚えていきましょう!